ディズニーランドの基本的な秘密を知っていても、「地球上で最も幸せな場所」には、どんなに熱心なディズニーファンでも知らなかったような小さなディテールや、あまり知られていない事実がたくさんあります。
マジック・キングダムの地下にある秘密のutilidorと呼ばれるトンネルから、敷地内に隠された廃墟のウォーターパークまで、ディズニー・ワールドの舞台裏を覗き見ることができる、最も驚くべき22の秘密をまとめました。
https://www.insider.com/disney-world-secrets-facts-2018-1より引用
22 secrets every Disney World lover should knowというINSIDERの記事の翻訳記事となります。
オリジナルの記事はリンクより飛ぶことができますので合わせてご確認ください!
私自身、結構ディズニーは好きな方ですが、本場アメリカのディズニーワールドにはこれだけの秘密が隠されていたんだな、、、と正直驚くとともに、スケールの大きさにびっくりしました!
皆さんもぜひ楽しんでください〜!それではスタートです!
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1.シンデレラ城の中には、コンテストの優勝者や特別ゲストだけが入れる秘密のスイートルームがある
Photo courtesy of Disney
シンデレラ城の中にあるこの秘密のスイートルームは、もともとウォルト・ディズニーとその家族のために作られたものだったようです。しかし、ディズニーワールドがオープンするずっと前にウォルト・ディズニーが亡くなってしまったため、近年、このスイートルームは特別なゲストのための宿泊施設として再利用されるようになりました。
部屋には、ジャグジーバス、17世紀の家具、24金で作られたシンデレラのモザイクの床、11時59分で永久に止まっている時計などが備えられています。
残念ながら、実際に宿泊予約をすることはできませんが、ディズニーでは定期的にスイートルームでの宿泊が当たる懸賞を開催しているようです。
2.ディズニーでは、毎朝「今日のファミリー」を選んでマジックキングダムをオープンしている
Photo courtesy of BeckyWadex/ Instagram
マジック・キングダムでは毎朝、ディズニーファンにはお馴染みの「ロープドロップ」と呼ばれる音楽によるオープニングセレモニーが行われています。(日本のディズニーランドでも入場したエリアで同じようなセレモニーやってますよね。)しかし、その裏ではディズニーの従業員が毎日特別な家族を選んでマジック・キングダムのオープニングを手伝ってもらっているようです。
「family of the day」に選ばれた家族は開園前のメインストリートを見学し、オープニングセレモニーにも出演します。その後、キャストが家族をマジック・キングダムの駅まで案内し、下で待っている人々に紹介されます。
Family of the dayに選ばれたいですか?過去に選ばれたことのある方曰く、マジックキングダムにかなり早く到着する必要があり、お揃いのディズニーグッズを身につけ、熱意を見せることがおすすめです。
3.Disney Worldでは常に焼き菓子やポップコーンなどの香りをパーク内に送り込んでいる
Patricia T./ Yelp
確かに言われてみると日本のディズニーもそうなのかもしれませんが、「カリブの海賊」に乗ると湿った火薬の匂いがしたり、お菓子屋さんの近くではいい香りがしたり…そのような匂いに気づいたことはありませんか?
実はこれには明確な狙いがあり、ディズニーランドでもディズニーワールドどちらでも、パーク内の隠れた通気口から香りを送り出す「スメライザー」という機械を使っているようです。
元ディズニー社員のJody Jean Dreyerさんは、ディズニーの回想記の中で、イマジニア(※)たちは香りが記憶の強い引き金になることを理解していたと書いています。そのため、ポップコーンの香りを嗅ぐだけで、私たちはディズニーワールドを子供の頃のノスタルジーと結びつけることができるのです。
※Imagineers…ディズニーパークの企画開発・設計を行うお仕事
4.従業員専用の秘密のトンネルがマジックキングダムには存在している
Theme Park Tourist/ Flickr
話によると、ウォルト・ディズニーは、ディズニーランドの初期の頃、パーク内を歩いていたときに、フロンティアランドのカウボーイがトゥモローランドを通って彼の持ち場に向かっているのを見たそうです。彼は、この矛盾がゲストの体験を乱すと考え、それを解決したいと考えたようです。
ディズニー・ワールドのマジック・キングダムの地下にあるUtilidorsと呼ばれるトンネルによって、ウォルトの不満を解決したと言われています。この地下通路の広さは39万2,040平方フィートで、楽屋やスタッフ用のカフェテリア、小道具置き場など、一般のディズニーゲストが見ることのないバックステージがたくさんあります。
これにより、フロンティアランドのカウボーイは、他のランドのゲストに見つからないように、簡単に地下を歩いて持ち場へ向かうことができました。
Utilidorsの話についてはこちらでも解説しています
5.Disney Worldではシンデレラ城などの建物がより高く見えるように遠近法を使用している
Theme Park Tourist/ Flickr
日本ではなく、アメリカのDisneylandと同じく、Disney worldでは遠近法を使用することで建物が実際よりも高く見えるよう設計がされています。
例えば、シンデレラ城の場合はお城の上の方で使用されるレンガの方が麓で使用されているよりも小さなものが使用されています。これにより実際は57m程度のシンデレラ城がさらに高く見えるような仕組みになっています。
また、ファンタージーランドの新セクションにある美女と野獣のお城も同じような技法が使用されています。実際のお城はシンデレラ城よりだいぶ小さいですが、建物の設計者は大きさとスケールの目の錯覚を利用し、ゲストに実際よりも壮大な城だと思わせています。
6.マジックキングタムは1つのエリアにいると隣のエリアが見えないように設計されている
Jason Wohlford/ Flickr
リバティ・スクエアとファンタジーランドは隣り合っていますが、葉っぱやその他の障害物がうまく配置されているため、別のテーマパークにいても、一方のテーマパークが見えたり聞こえたりすることはありません。これにより、ひとつのテーマパークではなく、まるで別の世界を探検しているかのような錯覚に陥ります。
例えば、ダンボに乗ってファンタジーランドの上空を飛んでいても、数メートル先にある隣のトゥモローランドを見ることはできません。
7.メインストリートの帽子屋さんの中にある古い電話機を取ると、秘密の会話が聞こえてくる
Harsh Light/ Flickr
メインストリートの端にある帽子屋のレトロな電話は、単なる小道具ではなく、隠れたユーモアの1つです。
受話器を取ると、食料品の値段をめぐって口論する母娘の会話が聞こえてくるようです。
8.シンデレラの噴水像は、大人と子供では見え方が違うようにデザインされている
Harsh Light/ Flickr
ファンタジーランドのシンデレラ像は、大人から見ると憂いを帯びているように見えるかもしれません。しかし、子供の視点にかがむと、シンデレラの後ろのモザイクが、彼女が王冠をかぶっているように見えるのです。

https://disneyparks.disney.go.com/blog/2010/08/where-at-disney-parks-can-you-find-2/より
Disney Instituteのマーク・マテイス氏は「状況の真実を見極めるには、子供の頃の無邪気さが必要な場合があります」と語っています。確かに大人になると見え方が変わってくる事もあれば、見えなくていいものが見えてきてしまう事もありますもんね、、、
9.マジック・キングダムの旗はどれも本物ではなく、星やストライプが1つ足りない
Serena/ Flickr
これはアメリカのNational Flag Codeに従うためのもので、全てマジックキングダム内のアメリカ国旗は偽物です。(National Flag Codeにはこの他にも、特別な日には全ての国旗を反旗で掲揚しなくてはならない、などの規定があるようです。)
そのため、全ての国旗の星やストライプの数が正規の数を満たしておらず、国旗ではなくペナントと呼ばれています。そのような背景からこれらのペナントはアメリカの規定を守らなくて良い、という背景があるようです。
10.ホーンテッドマンションの中には、秘密のドナルドがいる
Harsh Light/ Flickr & Photo courtesy of Thomas Radzak
日本のディズニーリゾートに行った時の楽しみの一つとして、「隠れミッキー探し」がありますが、もちろん本国アメリカにもそれらのアクティビティは存在します。さらにこちらには隠れドナルドも存在しています。
ドナルドダックのシルエットはホーンテッドマンションの図書館の椅子や、廊下のシーンで見ることができます。(その椅子の位置は時々変わっているようです。オバケの仕業かも、、?とのこと、笑)
追記:アメリカのディズニーオリジナルの仕様かと思っていましたが、ディズニーランドのホーンテッドマンションにも隠れドナルドはいるみたいです!その他にも予想以上にたくさんの隠れキャラクターがいるようで…詳しくはこちらの記事に書かれています!⏬
https://castel.jp/p/5274さんの記事を参照いたしました。
11.歴史に忠実であるため、マジック・キングダムのリバティ・スクエアには、トイレがない。
Peter Dutton/ Flickr
イマジニア達はリバティ・スクエアの本物らしさをストイックに追い求め、新たなレベルまで引き上げました。ここは植民地時代を舞台にしているので、実際の18世紀のアメリカのように、トイレがありません。(この地図からもわかるかと思います) もしあなたがトイレに行きたくなった場合、近くのファンタジーランドの通路まで歩かなければなりません…
パークの再現度としては、そこまで考えているのはさすがの一言ですが、トイレがないのはなんだが不便な気もしますが、、笑
リバティ・スクエアのレストランである「リバティ・ツリー・タバーン」と「コロンビア・ハーバー・ハウス」には近代的なトイレが設置されています。テクノロジーが進化し過ぎたせいか、リバティ・スクエアとはいえないほど奥まった場所に設置されているそうです。笑
12.バズ・ライトイヤーのスペース・レンジャー・スピンには満点を取るための裏ワザがある
Photo courtesy of rymar92/ Instagram
やっぱりどうせバズのpace Ranger Spinに乗るのであれば、最高のスコアを獲得したくないでしょうか?
最初の部屋に入ったら、赤いロボットと爪に注目してください。これらのサプライズターゲットはそれぞれ100,000ポイントに設定されています。意外と長く打ち続けられるようなので、狙い続けていれば高得点が獲得できるようです。
これを忠実に実践した場合、ライドの半分が終わる頃には最大スコアである999,999点を達成することができます。(それも逆につまらないのかもしれませんが…)
13.マジック・キングダムが閉園した後も、特別な “おやすみのキス “を見るためにマジック・キングダムに残ることができる
閉園後のマジックキングダムに15分ほど滞在すると、ディズニーのベテランたちが「おやすみのキス」と呼ぶ光景を見ることができます。
パークに人がほとんどいなくなると、「星に願いを」が流れる中、シンデレラ城が夜の最後にライトアップされます。毎晩、最後のゲストがパークを出る前に、スピーカーから「kiss good night」の以下のメッセージが流れます。
「紳士淑女の皆様、少年少女の皆様、マジック・キングダムのスタッフを代表して、本日はご家族、ご友人、楽しみ、そしてファンタジーの魔法の集まりにご参加いただき、ありがとうございます。私たちとの魔法の旅が、一生の素晴らしい思い出を作ってくれることを願っています。」
日本のパークでも同じようなメッセージがあるのか探してみましたが、無いようでした。その代わり、「閉園後のパークが怖い」等の都市伝説はたくさん出てきますね、笑
14.ディズニーランドの従業員は、一本の指で指したり、ゲストに “I don’t know. “と言ったりすることは許されない
Screenshot courtesy of Walt Disney Studios
ディズニーテーマパークのキャストが守らなければならないルールはたくさんありますが、ゲスト対応で最も重要なのは、「1本の指で指してはいけない」「ゲストの質問に “I don’t know “と答えてはいけない」という2つのルールです。
人差し指で指差すことは、文化によっては失礼にあたるため、ディズニーランド(後のディズニーワールド)のキャストは2本指で指差すようにしています。これは、ウォルト・ディズニーの喫煙習慣を考慮したものではないかと主張する元従業員もいます。
また、ディズニーでは、ゲストに不快な思いをさせないために、キャストはどんな質問に対しても、たとえ調べたり、同僚に聞いたりしてでも、答えを出すことが求められます。
これはディズニーに限らず、社会人として働く我々にとっても、誰に対しても不快な思いをさせないよう心掛ける、ということは大切かもしれません。
15.ディズニーワールドの中には、廃墟のようなウォーターパークが隠されている
Photo courtesy of Steph Lawless/ Dismaland
リバー・カントリーは、ディズニー・ワールドの最初のウォーター・パークで、1976年から2001年まで運営されていましたが、原因不明のまま閉鎖されました。しかし、ディズニーはウォーターパークを取り壊すことはなく、ベイ湖の真ん中にある島は、それ以来、廃墟と化していました。
「Dismaland」と名付けられた写真シリーズでは、かつてRiver Countryであった場所の中の、朽ち果てたスライドやアトラクションを、つるやコケがゆっくりと引き継いでいく様子を見ることができます。
16.ディズニープリンセスの女優は、プリンセスになる前に “ファーリー”(仮面のキャラクター)の訓練を受けなければならない。
Flickr/ Sam Howzit
INSIDERのインタビューで、元ラプンツェルのBrianna Smithが、ディズニー・プリンセスのオーディションは非常に厳しい選抜制であることを明かしました。
複数回のオーディションを通過して採用された女優は、プリンセスになる前に、ミッキーマウスやグーフィーといった顔の出ないキャラクターとして数週間のトレーニングを受けなければなりません。
17.マジックキングダムのすぐ近くに、廃墟となった “歌う”空港 の滑走路がある。
BriYYZ/ Wikimedia Commons
マジック・キングダムに入る直前にモノレールの下を右に曲がると、ディズニー・ワールドの敷地内にある最初で唯一の空港だった舗装道路に出くわすことができます。
この滑走路は、ディズニー・ワールドが正式にオープンする直前の1970年に建設されたもので、閉鎖されるまでShawnee航空が1〜2年使用しただけでした。現在はバックステージの駐車場として使われています。
ディズニーファンの間では、「歌う滑走路」として知られています。時速45マイル(約160km)で滑走路の上を走ると、舗装の溝のおかげで、「星に願いを」の歌声が聞こえると言われています。
廃墟となった滑走路を実際に撮影したビデオはこちらからご覧いただけます。
18.エプコットはもともと、テーマパークではなく、実際に働くコミュニティになるはずだった
Fran Phillips/ Flickr
現在、エプコットはディズニーランドの4大テーマパークのひとつとなっていますが、もともとは人々が働き、生活し、遊ぶことのできる未来的な地域であると考えられていました。少なくとも、ウォルト・ディズニーはそう考えていたのです。
ウォルト・ディズニーはエプコット(将来のコミュニティの実験的プロトタイプ)を「プロジェクトX」と呼んでおり、都市全体にモノレールを敷設し、都市の中心部を空調管理し、「未来の新しい技術」に開かれたコミュニティにすることを計画していていたと説明しています。
エプコットのこうした野心的な計画は、ウォルトの死後、放棄されてしまいましたが、トゥモローランドにはエプコットオリジナル計画とも言えるプログレス・シティの模型が残っています。
19.ディズニーランドでは、イマジニアと一緒にランチすることができる
Flickr/ Theme Park Tourist
「ディズニー・ハリウッド・ブラウン・ダービー」や「グランド・フロリディアン・リゾート」の「シトリコズ」では、イマジニアとのランチを予約することができ、ディズニー・ワールドができるまでのクリエイティブなプロセスについて聞くことができます。
20.アニマルキングダムには、ディバインという隠れたカモフラージュキャラクターがいる。
Photo courtesy of SouthPlainsGroup/ Instagram
今度アニマルキングダムに行ったらDivineと呼ばれているストリートパフォーマーを探してみてください。Divineは葉っぱや蔦、緑色のボディペイントでカモフラージュしているので、アニマルキングダムの木々に溶け込んでいる彼女を見つけるのは容易ではありません。
21.ディズニーランドではチューインガムはどこにも売っていない
Tim Boyle/ Getty Images
パーク内をより清潔にするため、ディズニーランドとディズニーワールドでは、パーク内でのチューインガムの販売を禁止しています。しかし、自分のガムを持ち込むこと自体は禁止ではないようです。
22.ディズニー・ワールドでは、ゴミ箱が必ず30歩以内に置いてある
Photo courtesy of uk_Mouseketeers/ Instagram
ウォルトは、ゲストがゴミを地面に落とすまで、どれだけ手に持っているかを観察していたそうです。その平均値が30歩であったことから、ディズニーパークのゴミ箱の間隔もどんな場所でも30歩以内にゴミ箱が設置されています。
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今回の記事はこちらで終わりです。ディズニーほどのテーマパークとなると、まだまだ知らない情報がたくさんあって、他にも面白そうな記事を見つけちゃいました。次はその記事を翻訳してみようかな、、なんて思ってます。
日本のディズニーも最高に楽しい場所ですが、やっぱりアメリカのディズニーワールドはスケール感が違うので一度は行ってみたいなぁ…。でも最近日本のディズニーは入園の規制も緩和されてきてだいぶチケットも取りやすいようなので、フルのキャパにならないうちに行っておきたいなーとも思います。
こんなところで今回の記事は以上です。
それではまた!!
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