最も価値のあるブランドランキング(グローバル版上位50社)

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 「ブランド力のある企業」と言われてどのような企業を思い浮かべるでしょうか?アップル、ルイヴィトン…色々なブランドがありますが、グローバルで最も強力な力を持つブランドはどの企業なのでしょうか?
 あなたの好きなブランド、私たち日本人が誇るブランドは世界的にはどのくらいの立ち位置なのでしょうか。そんな疑問を解決する、世界で最も価値のあるブランドランキングトップ50をまとめた翻訳記事となっております。

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https://www.visualcapitalist.com/top-50-most-valuable-global-brands
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 2020年の中でも最も大きい出来事であったコロナウイルスの流行をきっかけに、ブランドの世界では非常に大きな変革を迫られています。
 ブランドへの新たな期待を背景に、消費者は自分のロイヤリティがどの企業に向いているのかを見直す必要を迫られています。
 以下の図で2020年に最も価値のあるブランドトップ50をご紹介します。

Top 50 most valuable global brands infographic
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世界で最も価値のあるブランドのランキング

 多くのブランドにとって、COVID-19の影響もあり2020年は控えめに言って壊滅的な年といって間違いない1年でした。
 最も価値のあるグローバルブランドの半数以上が、ブランド価値が低下したと判断されています。この指標は、財務予測、購買決定におけるブランドの役割、競合他社に対する強みなどを考慮したものです。しかし、一部のブランドが弱体化した一方で、1部の力のあるブランドはその優位性を増し、かつてないほど顧客との関係性を強め、例年以上の力を発揮する1年となりました。

 上の図は、何百もの企業のブランド価値を算出しているInterbrand社が行った調査から、最も価値のあるグローバルブランドのトップ50を示したものです。
 2021年も継続して消費者は慎重に購買行動を行っていますが、どのようなブランドを自分の最も身近に置いておくことを選んだのでしょうか?

特に大きな変化があったブランド

 3230億ドル(約36兆円)という圧倒的なブランド価値を持つAppleは、世界で最も価値のあるグローバルブランドであり、2位のAmazon、3位のMicrosoftが続いています。(しかしその差は1,000億ドル以上、、、Appleすごい、、、)これら3つのハイテクブランドの2020年におけるブランド価値の平均成長率は、およそ50%でした。

 特に、今年のランキングでGoogleを抜いたMicrosoftは、わずか10年間で1,000億ドルものブランド価値の向上を実現しました。Microsoftは、製品が消費者の生活にどのような影響を与えるかだけでなく、製品が地球にどのような影響を与えるかをというより大きな視座を重視することで、長年にわたって自らを改革してきました。同社は、2030年までにカーボンマイナスになることを約束しています。

 しかし、グローバルブランドランキングの上位に位置する他のブランドは、最近同じような成功を収めていません。例えば、コカ・コーラは6位に位置していますが、2010年以降、ブランド価値が130億ドル以上も低下しています。

RancBrand Brand ValueYoY ChangeIndustry
#1Apple$323B38%Technology
#2Amazon$201B60%Technology
#3Microsoft$166B53%Technology
#4Google$165B-1%Technology
#5Samsung$62B2%Technology
#6Coca-Cola$57B-10%Food & Beverage
#7Toyota$52B-8%Automotive
#8Mercedes$49B-3%Automotive
#9McDonald’s$43B-6%Restaurants
#10Disney$41B-8%Entertainment

 COVID-19パンデミックの際に、これまで以上の努力をしたブランドは、顧客とのより強固なつながりから利益を得るだけでなく、経済的にも利益を得られているのは明らかです。今回の調査に参加した100社のブランド価値は合計2兆ドル以上に達しています。

それ以外に大きくブランド価値を伸ばした企業

 2020年の急成長企業といえば、Amazon、Microsoft、Spotify、Netflixが筆頭に挙げられます。しかし、これらのブランドに劣らないのがPayPalです。PayPalは、いくつかの大きな経営戦略の転換により、昨年1年間で38%の成長を遂げました。最近では、株主からの資金を振り分け、パンデミックの際に必要となる技能レベルの低い従業員に投資することを発表しました。

 2020年に注目を集めている他のブランドとしては、Instagram、Tesla、YouTubが挙げられます。これらのブランドはいずれもランキング入りしたばかりで、ブランド価値の著しい成長を遂げています。また、電気自動車メーカーのテスラは、わずか1年で時価総額が769%増加し、世界で最も価値のある自動車メーカーとなりました。

 製薬会社が世界中にワクチンを配布し始めたことで、消費者の楽観的な見方が再び広まりつつあります。しかし、ブランドの未来は依然として不透明です。
 2000年に行われた調査では、最も価値のあるグローバルブランド100社のうち、現在ランキングに残っているのは41社のみでした。過去20年間で60近くの大きな影響力を持つブランドが人気を失った中で、今日のブランドが経済的な回復力を築き、不安な世界で成功するためには、いくつかの方法があります。

  1. リーダーシップ
    ブランドが明確な目的を持ち、それを組織全体でシームレスに実行できているかどうか。
  2. エンゲージメント
    ブランド独自のストーリーや存在理由に基づいて、消費者の共感を呼ぶことができ、意味のある協力的な関係を築くことができているか
  3. 関連性(Relevance )
    製品やサービスの販売を超えて、顧客にとって身近などこにでもいる存在となり、顧客の期待に応えること。

 2020年のコロナウイルスの影響は今後数年間にわたって続くと思われますが、消費者の期待の変化に先んじて対応するブランドは、この嵐を乗り切るために有利な立場に立ち、市場でも影響力を伸ばすことができるでしょう。

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アフターコロナで伸びるブランドとしてPaypalが挙げられているのは私も同感でした。日本での知名度こそあまり馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますが、世界的に見れば電子決済マーケットにおいては非常に強いブランド力と立ち位置を確保しているブランドかと思います。そのPayPalが仮想通貨を使用して決済ができる機能をアナウンスしたり、新しい分野への投資を積極的に行っており、今後その決断がどう出るかわからない部分はありますが、期待したいなと思います。

ではまた、次の記事でお会いしましょう!

今回の記事のソース:https://www.visualcapitalist.com/top-50-most-valuable-global-brands/

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