アドバイスの求め方・回答の仕方〜Taking Advice〜

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本日の記事はAaron Harrisさんによる「Taking Advice」の翻訳記事となります。

アドバイスというのは聞く側も答える側も、意外と明確な回答を行おうとすると難しいものです。特に質問者は初期状態においては何がわからないのかわからない中で質問をしなくてはいけなかったり、答える側も質問者のレベルに合わせた言葉選びをしつつも冗長な回答にならないよう、気をつける必要があります。
今回の記事では、アドバイスの良し悪しを決める2つの軸が紹介されています。
1つはみなさんもよく知る(気にするであろう)点ですが、2つ目の軸は意外と気付けてない方も多いのではないでしょうか? (ちょっとネタバレしてますが…笑)

オリジナル記事はコチラ⏬
https://blog.aaronkharris.com/taking-advice


私は多くの助言を求めます。たぶん、多すぎるくらいです。アドバイスが素晴らしい場合もあれば、無価値で間違っていると思われる場合もあります。私はいつも、アドバイスに従うと良い結果が得られる、あるいはその逆であると、アドバイスの与え手に起因するものだと考えていました。ここ数年、私自身が多くの助言をするようになり、原因と結果の帰属がいかに間違っていたかに気づきました。

アドバイスの良し悪しを決める軸は2つあります。1つ目は、当たり前のことだが、アドバイスをする人の資質である。これは最もよく議論される部分である。私たちは、質の高い指導者や助言者を探しなさいということを言われます。このような人は、明確な考えを持ち、経験を積み、問題を考え抜く時間を持ち、手助けをしてくれる人であるべきです。

これらのことを一人の人間に求めるのは難しいかもしれませんが、一般的に評価するのはそれほど難しいことではありません。もっと難しいのは、おそらくもっと重要な、もうひとつの軸、つまり、自分よりずっと漠然としたコンテクストを持つ人に、現実をどれだけうまく説明できるかということです。これは、いくつかの理由から、とても難しいことなのです。

  1. 正直であることは、特に私たちが直面している問題について、難しいことです。助言を求めるということは、暗黙のうちに「どうしたらいいかわからない」と言っているようなものです。それは難しいことですが、受け入れられているようです。もっと大変なのは、自分が抱えている問題の理由をきちんと把握することです。多くの場合、これを理解することがアドバイスのポイントになります(たとえ、あなたがもっと表面的なことを求め始めたとしても)。
  2. コンテキストが難しいのは、それが膨大であるためです。自分の会社について、自分がどれだけ知っているかを考えてみてください。他の人は、どれだけ関わってきたとしても、ほとんど知らないと考えてください。せいぜい、一連のスナップショットを見て、それなりの文脈を自分で構築できる程度です。これでは、あなたの頭の中でグルグルと回っているものとは程遠いものです。必要な文脈を素早く構築できることは、アドバイザーにとって重要なことですが、アドバイザーはあなたに関連する詳細を伝えることを期待しているのです。

アドバイスを求めるときに、この2つのインプットをうまくできないと、どんなに優秀な人がそばにいても、悪いアドバイスが返ってくることになります[1]。

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[1] これはアドバイスになりますが、これはどんな状況でも有効なアドバイスだと確信しています。


今回はかなり短い記事となってしまいましたが、この辺りで終わりにしたいと思います。
ここまでYCがリリースしているスタートアップへのアドバイスに関しての記事から関連記事をご紹介していきましたが、次の記事で最後です!合計で14本くらいあったのかな?結構たくさんありました、、笑

オリジナル記事はこちらですので、是非併せてご覧ください。
https://www.ycombinator.com/library/4D-yc-s-essential-startup-advice

また、このブログでも翻訳版を出しています。まだご覧いただいていない方はこちらも合わせてご覧ください!

というところで本日の記事は終わりにしたいと思います。
それではまた明日!

Source:https://blog.aaronkharris.com/taking-advice

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