今回の記事ではCarmen Angさんの「Ranked: The 50 Most Innovative Companies」の記事をベースに翻訳記事を作成しました。
オリジナル記事は下記リンクよりお読みいただけます。⏬
https://www.visualcapitalist.com/top-50-most-innovative-companies-2020/
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2020年版 最も革新的な企業トップ50
企業の平均寿命はどんどん短くなっています。1960年代、典型的なS&P 500企業の寿命は60年以上と推定されていましたが、現在では平均寿命はわずか18年です。
目まぐるしく変化する現代社会では、企業は常に時代に即した存在でなければ生き残れません。そのため、企業にとってイノベーションを優先することがますます重要になっています。
このグラフは、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の調査に基づき、2020年に最も革新的な企業トップ50を見たものです。企業は、4つの変数に基づいてランク付けされています。
- グローバルマインドシェア:対象となるイノベーションエグゼクティグからの投票数
- 同業界からのレビュー:その企業が属する業界の経営者からの投票数
- 業界のディスラプション(破壊):業界を超えた投票を測るダイバーシティ指数
- 価値の創造:株式のリターン
ランキングの内訳
BCGは2005年から最も革新的な企業のランキングを作成しています。こちらが2020年の最も革新的な企業トップ50です。
Rank | Company | Industry | HQ | 昨年比順位 |
1 | Apple | Technology | U.S. | 2 |
2 | Alphabet | Technology | U.S. | -1 |
3 | Amazon | Customer Goods | U.S. | -1 |
4 | Microsoft | Technology | U.S. | – |
5 | Samsung | Technology | South Korea | – |
6 | Huawei | Technology | China | 42 |
7 | Alibaba | Customer Goods | China | 16 |
8 | IBM | Technology | U.S. | -1 |
9 | Sony | Customer Goods | Japan | Return |
10 | Technology | U.S. | -2 |
革新的な企業といえば、ウォルマートはすぐに頭に浮かばないかもしれません。しかし、小売業の巨人である同社は、2019年から29位上昇して13位にランクインしました。
ウォルマートは、Eコマースやオムニチャネルの提供に大きな力を注いでいます。例えば、同社は2020年に翌日を開始し、現在では米国の人口の大半に即日配送を提供しています。また、中国のEコマースプラットフォーム「JD.com」にも出資しており、その出資比率は5%から12%にまで拡大しています。
コストコは今年30位に入りましたが、同社はデータの有効活用で知られています。
コストコはデータを有効に活用していることで知られいますが、同社は会員制モデルのおかげで、顧客に関する大量の情報を収集することができました。このデータは、マーケティング目的だけでなく、リコール通知などのプロセスを効率化するためにも利用されています。またその他にも、倉庫内に設置したセンサーでデータをモニタリングし、水の使用量を節約したり、水漏れの可能性を事前に察知したりしています。
もう1社、触れておきたいのがHuaweiです。中国のハイテク企業であるHuaweiは、2019年から42ランクアップして6位に入りました。このランクアップは、同社が2019年に研究開発(R&D)に190億ドルという多額の投資を行ったことによるものと思われます。2019年にHuaweiが販売したスマートフォンの数はAppleを上回っており、こうした投資は着実に成果を上げています。
様々な種類のイノベーションリーダー
イノベーションや適応性というと新興企業を思い浮かべるかもしれませんが、イノベーションのアウトプットに関しては、大企業も決して遅れをとっているわけではありません。
ここでは、新製品の売上高が業界の中央値を上回る企業を「イノベーション・リーダー」としています。小規模企業の52%がイノベーション・リーダーとされていますが、大企業の43%はまだ同じ状況にあります。

実際、一般的に大企業は中小企業よりも多くのリソースや人材を利用できるため、研究開発やイノベーションに特化したプログラムの作成に関しては、大企業の方が有利になることが多い。 イノベーションへの投資は、将来的にはるかに大きな利益をもたらします。
下の表から分かる通り、イノベーションへの投資額が業界平均の13%より1.4倍多い企業では、新製品の売上高が4倍になりました。

ライフサイクルとしてのイノベーション
大企業に買収されることを目指しているスタートアップ企業でもない限り、イノベーションは一発勝負なものではありません。しかし、その重要性にもかかわらず、長期にわたってイノベーションを維持することは困難です。
毎年、このリストに登場する企業は8社しかありません。ここでは、2005年以降、常に上位にランクインしている企業を紹介します。

今年は芳しくありませんでしたが、TOYOTAも毎年ランクインしていることがわかります。頑張れトヨタ!!!
このような企業は、連続的なイノベーターであり、創造性と俊敏性を永続的に育成するためのイノベーションシステムを構築することに成功しています。これは意図的で手間のかかるプロセスですが、適切に行われれば、大きな成果が得られます。
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本日の記事は以上となります。
新年三が日、今のところ順調に投稿できています!このペースでまだまだ頑張っていきたいと思います!
ちなみに今回の記事は2020年の記事になるので、もう1年以上前のランキングなんです…(汗)
もう、2022年に入ったということで、2021年版もアップデートされるかと思います。こちらも新しい記事がアップデートされ次第、シェアさせていただきます!
それではまた!
Source:https://www.visualcapitalist.com/top-50-most-innovative-companies-2020/
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