先日からa16zの投資レポートという形で新しく記事を作成しましたが、今日の記事も同じくa16zの投資レポート記事のパート3です。今回はSeason Healthについての記事となります。
オリジナル記事はJulie Yooさんによる「Investing in Season Health」となります。
オリジナル記事はコチラからご覧ください⏬
https://a16z.com/2022/04/04/investing-in-season-health/
『汝の食を汝の薬とし、汝の薬を汝の食とせよ』
– ヒポクラテス
薬のノンアドヒアランスが健康状態の悪化につながる最大の要因の一つである中、私たちは「食品は1日3回飲む薬である」ということを話題にしたり、記事にしたりしてきました。
食品には、安全性（適切な取り扱い、調理、保存がなされている限り）、有効性（健康的な食品による食事は良好な健康状態と相関がある）、コンプライアンス（私たちはみな食べなければなりません！）など、薬に望む多くの特性があり、健康の重要な社会的決定因子としてますます認識されてきています。しかし、1日に何度も健康的な食事を摂ることは多くのアメリカ人にとって贅沢なことであり、米国における死亡原因の20%は食事によるもので、タバコの使用よりも多いという事実が依然として残っています。
栄養アドバイス、栄養アドバイスだらけ…でも、健康的な食べ物は一切口にしない！？
このような背景から、過去 10 年間に、糖尿病管理のためのコーチング、減量のためのウェルネス・アプリ、慢性疾患のための価値に基づいたケア・モデルなど、代謝の健康に焦点を当てたヘルスケア・プログラムが急激に増えています。これらのプログラムは、コンテンツやコーチングを通じて栄養に取り組むことはあっても、一般に、患者の特定の健康ニーズや好みに合わせて、理想的には保険適用内で健康食品を実際に摂取することには取り組んでいません。医療としての食品を提供する従来のプロバイダーや保険業者でさえ、魅力的な食品の選択肢がないことや、登録、払い戻し、または履行が困難なことから、利用率が驚くほど低いという事態を経験しています。したがって、ほとんどの患者は、定期的に栄養指導を受けることができないのです。
私たちは、医師や栄養士、ヘルスコーチ、さらにはNYTimesのクッキングアプリなどから、よりよい食生活を送るためのアドバイスを簡単に得ることができますが、そのアドバイスを実際の健康的な食事に反映させるには、まだ分離した、極めて手間とコストのかかるプロセスが残っているのです。この2年間で、消費者向けフードデリバリー市場は倍増し、オンデマンドのデリバリーやピックアップのオプションも増えているにもかかわらず、このような状況です。
Season Health： 処方＋選択＋ロジスティックス＋カバレッジ
Season Health は、栄養処方、多様な食品選択、配送・受取の物流、および払い戻しを、包括的な Food-as-Medicine プラットフォームに統合することで、この難問を解決しています。Season では、専用の診療管理システムによる管理栄養士サービスのバーチャルクリニック、ポイント・オブ・プリスクリプションを適用するために複数の払い戻し先を利用できる自動支払いシステム、食料品や調理済み食品のベンダーが集まるマーケットプレイスで管理される「スーパーカート」などを体験することができます。
Seasonと提携することで、支払者やプロバイダーは、ターンキーでフルスタックのフード・アズ・メディシン・プログラムを自社のサービスに組み込んだり、Seasonの技術や食品市場を活用して自社の臨床チームのための実行可能性を実現したりすることが可能になります。消費者は、コーチング、保険、および複数の食品・食料品ベンダーからパーソナライズされた食事を 1 回で購入できる機能をワンストップで利用できるようになります。
このようなビジネスを構築するのに最適なチームを募集するとしたら、CEOには、直近で消費者向けミールキットとデリバリービジネスを共同設立した起業家でもあるJosh Hix氏を、CTOには、世界的なハイテク企業とケアデリバリーのスタートアップの両方でエンジニアとしての経験を持つMustafa Shabib氏を採用することになるでしょう。そして、全国規模で消費者に新鮮な食料品を届ける経験、支払者やプロバイダーへの複雑な営業活動、医学的に栄養を必要とする患者のケア（そして測定可能な臨床効果）の経験を持つリーダーシップチームと出会うことができます。
私たちは、Season Healthを支援することで、すべての患者が、医学的見地に基づき、美味しく、手頃な価格の健康食品を入手できるよう支援できることに大きな喜びを感じています。
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本日の記事は以上となります。
ヘルスケア領域への関心度の高さはアメリカだけではなく日本も例外ではないかと思います。なんだかアメリカではヘルスケアへの関心は割高で高級志向なイメージがありますが(オーガニックとか？)、日本は自炊して和食を食べれば…というように比較的節約のための選択肢の1つであるようにも感じます。
そのため、Season Healthの日本展開については未知数な部分も多いかと思いますが、医学的な知見から実際に口に入れるものまでを一気通貫で提供できると言う点は魅力的に感じました。
というところで、本日の記事は終わりにしたいと思います。
それではまた明日！
Sources: https://a16z.com/2022/04/04/investing-in-season-health/
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