iPad 【魔法のような革新的デバイスの歴史】〜前編〜

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先日、新型のiPad 第8世代と、フルスクリーン化をしたiPad Air 第4世代が発売されましたが、皆さんその情報は確認されましたか?
まだの方がいれば、こちらから!

今回はその新製品発表会で新たなデザインとなったiPadについて取り上げ、そのデザインの変遷と進化の過程を辿っていきます。
こちらはApple ExplainedがYouTubeにて紹介している「History of iPad」を参考にしています。

iPadのモデルのタイムライン

wikipediaより
こちらは今回の新製品発表会以前までのモデルのタイムラインとなっています。
iPadの歴史
iPad (初代)

現地時間の2010年1月27日、サンフランシスコで開かれた製品発表会で発表されました。この発表会でのジョブズ氏がカウチソファに腰掛けながら、デモを行う姿が印象的です。
まだこの頃は写真やビデオを大画面で楽しめるiPhoneの大きい版のような位置付けで、実際どのように活用すればいいのか迷った方もいたかと思います…笑
それでもスマートフォンでもラップトップでもない魔法の板は私たちの心を踊らせました。

iPad 2

初代iPadの後継機として2011年3月2日に発表されました。
初代に比べて33%の薄型化と15%の軽量化が実現され、カメラの搭載もされました。また、「歴史上最も早く売れたコンシューマー電子機器」に認定されています。この頃から、アラスカ航空によってパイロットの分厚いマニュアルをiPadを使用して電子化され、その流れは他の米国航空会社にも波及していきました。

iPad (第3世代、新しいiPad)

2012年3月7日に発表され、先代のiPad 2と区別するために、Appleからは「新しいiPad」とよばれていました。しかし、半年で新モデルの第4世代が登場し、「新しくないiPad」になり、一部では混乱も起きました。
iPhone 4にて搭載された高精細のRetinaディスプレイがiPad第3世代にも搭載されています。

iPad 4 (iPad Retinaディスプレイモデル)

2012年10月23日にサンノゼで開催されたイベントでiPad miniと同時に発表されました。初代iPadと、このイベントで同時に発表されたiPad mini特別するために、AppleではiPad Retinaディスプレイモデルとよばれていました。
第3世代のiPadが発売されてから半年でのスピード発表となり、最大の変更点はiPhone 5から採用されたLightningコネクタがこちらにも採用されました。

iPad mini

2012年10月23日にサンノゼで開催されたイベントでiPad 第4世代と同時に発表されました。iPadを小さくしたデザインのminiは、ビジネスや教育現場での小型化のニーズにマッチし、広く普及します。実際に日本では諸外国に比べても売上実績が良かったようです。
また、このminiが登場した背景にはiPadを追って発売していたアンドロイド端末の中でも特に小型の端末の人気が高かったこともあり、その脅威に対抗した形と見られています。miniの登場によってiPadは大きな画面でビデオや電子書籍などメデイアを楽しむ端末から、情報端末としての方向性を見出す、戦略の転換点でもありました。

iPad Air

現地時間の2013年10月22日にiPad Air 第1世代として発表されました。Airの名の通り、従来モデルよりも薄く軽いことが特徴で、8%軽量化、20%薄型化、24%小型化を行なっています。

iPad mini 2 (iPad mini Retinaディスプレイモデル)

現地時間、2013年10月22日に開催された特別イベントにおいて、iPad Air (第1世代)と同時に発表されました。
当初はiPad mini、iPad mini Retinaディスプレイモデルの名称で呼ばれていましたが、後継のiPad mini 3が発表された後はiPad mini 2と記載されています。

iPad Air 2

現地時間、2014年10月16日にiPad Airの第2世代としてiPad mini 3と同時に発表されました。
先代のAirの薄さも驚きでしたが、その先代Airに比べて1.4mmの薄型化、32gの軽量化され、人気を博しました。こちらは中古市場においても継続的に人気だったようで、そんなところからもiPad Air 2の人気を窺い知ることができます。

iPad mini 3

現地時間、2014年10月16日にiPad miniの第3世代としてiPad AIr 2と同時に発表されました。
基本的なスペックは第2世代と代わりはありませんが、カラーバリエーションゴールドが追加されたこと、指紋認証のTouch IDが搭載されるなどのアップデートがありました。

iPad mini 4

現地時間、2015年9月9日のイベントにて、iPhone 6s、iPad Pro第1世代と同時に発表されました。
この世代では先代に比べて薄型軽量化が図られ、それにともなってフルラミネーションディスプレイが採用されました。

iPad Pro (初代:12.9インチ)

2015年9月9日、Special Event September 2015にてiPad mini第4世代と同時に発表されました。
これ以前のiPadシリーズの2倍程度の画面サイズを持ち、大画面・ハイスペックモデルとして、iPadシリーズの中では初のProの名前を冠したモデルとなりました。
また、iPad Proのスペックを活かすため、Smart keyboard、Apple Pencil(第1世代)が登場し、Apple Pencilのサードパーティ製のスタイラスペンを遥かに凌ぐ性能は驚きをもって迎えられました。

iPad Pro (初代:9.7インチ)

2016年3月21日のスペシャルイベントにて発表されました。こちらの9.7インチモデルはもともとAppleがiPadを発売する際にこだわってた9.7インチの画面サイズが採用されており、iPad Air 2のサイズに12.9インチモデルと同等のスペックを有しており、実質的にiPad Air 2の後継機と位置づけることができる。
やはり12.9インチに比べると様々なシーンにおいて扱いやすく、ちょうど良い大きさであると感じた覚えがあります。

終わりに

2010年にスティーブ・ジョブズが「魔法のような革新的デバイス」として発表したiPadは、当初はiphoneとMacBookの中間のような位置付けで、Kindleの対抗としての電子書籍としての位置付けでした。しかし、現在では、企業や教育期間、そして私たちの日常に馴染む、さらに凡庸性の高いデバイスになったように感じます。

ここ10年でAppleにおけるiPad戦略は少しづつ変わっており、それに伴って製品ラインナップや画面サイズも変化しています。
後編では現在の最新機種である、iPad第8世代までを紹介していきますので、お楽しみに!

では、皆さんのより良い明日を願って!Goodluck!!

参考:Apple Explained 『History of the iPad

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