こんにちは!Musashiです!
外資IT研究として始めたVol.1のGoogle編が個人的には非常に好評でしたので、Vol.2として今回はG,A,F,Aの順に今回はAmazonを取り上げたいと思います!
伝え聞いた話や、エビデンスの薄い内容もあるかと思います。正確な情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら訂正していただけるとありがたいです!
では、外資IT研究【Vol.2 Amazon】どうぞお楽しみください!
Amazon企業概要
Amazon.comはみなさんご存知の通り、米国ワシントン州シアトル市を本拠地とするEコマース企業です。現在はECの他にも、AWSによってクラウド、Amazon Primeによるデジタルストリーミング、Alexaに代表されるAIの開発、そしてAmazon GOに代表されるオフライン店舗の経営など、多角的な事業を行う多国籍IT企業です。
CEOであるジェフ・ベゾスが1995年にオンライン書籍店として創業しており、この時はAmazonの他にも「relentless」というオンラインストア名も考えたようですが、Aから始まる名称であること、世界最大のアマゾン川に自身のサイトが世界最大の店舗になるように、とのプランを重ね合わせ、「Amazon」にしたと言われて言われています。(現在の既存産業を壊していくディスラプターとしてのAmazonを見ているとrelentless(情け容赦ない)の方が似合っているような気もしますが…笑
会社文化
Work hard, Have fun, and Make history (懸命に仕事をし、楽しみながら、歴史を作ろう!)というスローガンがあり、ベゾス氏は「Day1」の考え方を大事にしています。
ある程度の成功を納めた企業は、しばしば創業当時の勇猛果敢さを忘れ、大企業としての振る舞い方をするようになっていきます。しかし、ベゾス氏によれば停滞(Day2)は死への始まりであり、良しとしていません。常にスタートアップのような勇猛果敢さと、事業を成功に導いてきた緊張感を持ち続けるからこそ、その足を止めることなく成長ができているのでしょう。
このようなスローガンからも感じられるように、Amazonは昔は相当な激務企業だったようです。しかし、現在ではかなり改善されているようです。

Amazon.comより
年収(ロールごと)
バイヤ、担当→700〜1000万
シニアバイヤ、マネージャー→1000〜1500万
事業部長→1500〜2000万
レンジとしてはこのような感じになるようです。
Amazonでの年収の算出法としては、【ビジネス部門】【職種コード】【ジョブレベル】の3要素を合わせて算出されるそうです。
ビジネス部門
日系企業で一般的な総合職、一般職といった区別ではなく、担当する業務によって細かく分類されています。やはり、その中でも専門性の高い職種になればなるほど年収は上げる傾向にあるようです。
ジョブレベル
1〜8までランク分けされており、ランク4以降が正社員、4未満はアルバイトやインターンといった扱いになるようです。中途採用の場合はランク4〜6での採用になります。
また、Amazonではジョブレベルを社内ツールから調べられるようで、日本ではなんとなくタブーとされている他人の給与を推測することも可能なようです。笑
※情報ソースによってはlev.12までの実質12段階(12はベゾス氏用、9は欠番などの情報もありました。詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、おしらせください)
外資系テック企業転職ガイドにて、それぞれの対応表がまとめられていましたので、引用させていただきました。
もし同じジョブレベルで採用されたとしても、ビジネス部門と職種コードが異なれば給与レベルは異なります。専門性の高い職種ほどレンジは上がると記載しましたが、その中でもエンジニアやプロダクトマネージャー、マーケティング、アナリストは給与が比較的高めな場合が多いようです。
GAFAの中では比較的給与は低めですが、同じEC/小売業界で考えると平均で400万程度となるはずですので、圧倒的に高待遇です。
働きやすさと制度
制限付き株式 (RSU)
→給料は通常の基本給の他に、RSUが付与されます。Amazonの株価は今年の年初から現在までで、最大1600どる程度上昇していますので、自社株を保有できることはかなりのメリットとなります。
会社独自の健康保険組合
→外資系企業には珍しく、自社で健康保険組合があり、日本にローカライズされています。(他に外資ITで自社で健康保険組合を持っているのはDELLくらいしか知りませんが、長く勤めるための制度が整っている印象です。)
海外を含めた社内公募制度
→一般的に外資系企業は同じ会社内でもその地域ごとに職種募集をかけていることが多く、海外転勤や部署移動は難易度が高いです。ですので、同じ会社に所属しながら海外や他職種を目指すことができる制度は人によっては非常に魅力的かと思います。
また、転職時に職種の変更を行う場合、年収が下がってしまうケースが多いため、そのような面でも待遇を維持して職種変更ができるこのせいどは非常に魅力的です。
Amazonでの取扱商品の社割購入
→割引率に関してのデータを得ることができませんでしたが、Amazon社員であれば自社のサービスは使い倒すでしょうから、あると便利な制度です。
オフィス

木目調の受付です。Amazonのオフィスは全体的に自然が多く配置されている印象です。

こちらは土足禁止エリアのようです。遊び心のあるオフィスです。

こちらは受付スペース。広々としていて、あちこちに緑があります。




こちらは社員食堂のスペースです。ボリュームと栄養が考えられたメニューが提供されます。
この他にも、社内にカフェがあり、コーヒーは1杯100円から飲むことができます。



最後にこちらはアメリカのシアトルにある本社です。左のドーム型の建物は非常に有名ですね。
最後に
働く環境としてのAmazonを考察していきましたが、日系企業と異なる制度や文化があり、Day Oneの姿勢を持ち続けながら果敢にチャレンジしていく企業風土の中で働くことができるのは非常に魅力的であると感じました。
また、制度面では日本にローカライズされながらもアメリカの本社を含め、海外でも働くことのできる制度の整った企業であり、ぜひ目指したい企業であると思います。知り合いがいれば社内見学に行けるそうなので、ぜひ今度、シアトルの本社に行ってみたい!!!
Covid-19の影響を受けながらも圧倒的な強さを見せており、実店舗拡大への取り組みや、ドローンを使った配送などのラストワンマイルへの投資も惜しまず、もはや社会インフラとしての立ち位置すら確立しようとしているAmazonです。
本業のECの他にもAWSが行なっているクラウド事業に関してもこれから10年程度は成長の見込める分野かと思いますので、まだまだ成長の期待できる企業かと思います。
この記事が皆さんのキャリアに少しでも良い影響を残せると良いのですが…。
では、皆さんのより良い明日を願って!Goodluck!!
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