Molly Long さんによる「Pantone “creates” new shade for Color of the Year 2022」の翻訳記事となります。
オリジナル記事はこちらから!⏬
https://www.designweek.co.uk/issues/6-12-december-2021/pantone-colour-of-the-year-2022/
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同社によると、「勇気を与える」ようなツルニチニチソウの色合いであるVery Periは、個人の創意工夫や創造性を後押しするものだという。

パントンは、2022年のカラー・オブ・ザ・イヤーを発表し、Pantone 17-3938 Very Periが選定されました。
アメリカの色彩会社であるパントン社は、毎年、その年に特に広く使用されると思われる色合いを発表しています。今年は初めて、Pantoneのカラー・オブ・ザ・イヤーのために特別にこの色が作られることとなりました。

“斬新な視点とビジョン”
Pantone社によると、Very Periは「青の忠実さと不変性と赤のエネルギーと興奮を融合」させているため、「すべての青の色相の中で最も幸福で温かみのある色」だそうです。
Pantoneカラー研究所エグゼクティブディレクターのLeatrice Eiseman氏は、「かつてないほどの変化の世界に突入した今、Pantone 17-3938 Very Periの選定は、信頼され愛されるブルー系に斬新な視点とヴィジョンをもたらすものです」と語っています。
昨年、パントンは2色をカラー・オブ・ザ・イヤーに選びました。パントン17-5104 Ultimate Grayと13-0647 Illuminatingを、22年の歴史の中で初めて「ペアリング」として選びました。(このニュアンスとしてはワインのペアリングに近い感覚でしょうか…)

“Very Periは気さくな温かみを醸し出している”
カラー・オブ・ザ・イヤーの目的は、インテリアから工業デザインまで、より広いデザイン界に影響を与えることです。そのため、同社は毎年、選ばれた色合いのユースケースを提案しています。
アパレルやファッションでは、Very Periは「未来的な感覚」になるといいます。異なる素材、仕上げ、テクスチャーに適用することで、「独特な外観」に見せることができます。同様に美容分野では、目元やネイル、そして「特に」髪に使用することで「斬新な主張」をする色合いだと述べています。
インテリアでは、Very Periは、家や空間に「遊び心のある新鮮な感覚を取り入れる」ことができ、特に「珍しい」組み合わせによって、その効果が発揮されるとPantoneは述べています。異なるテクスチャーや仕上げに適用することで、この色が強調されるとPantoneは予測しています。
また、パッケージやマルチメディアのデザインでは、Very Periを使うことで、信頼性と同時に創造性を伝えることができるといいます。「幻想的なデジタル領域であれ、物理的な素材であれ、Very Periは人当たりの良い暖かみを醸し出し、見る人の目を素早く惹きつけるので、グラフィックデザインやマルチメディアデザイン、パッケージングの多くの用途に最適な色合いです」とPantoneは述べています。

Microsoftとの協業とブロックチェーンについて
また、Pantone社では、デザイナーがシェードを活用し、親しみやすくするための「デザインツール」を制作しました。Pantone Connectデジタルカラープラットフォームを通じて、4つのパレットを開発し、デザイナーがインスピレーションとして使用できるようにしました。
さらに、PantoneはMicrosoftと協力し、Teamsのカスタム背景、Windowsの壁紙、新しいEdgeのテーマなど、同社の製品にVery Periを導入しています。
さらに、今後の展開の指標として、パントンはエネルギー効率の高いブロックチェーンネットワークのTezosと提携し、デジタルアートの領域で「色の世界を探求」しています。パリを拠点とするアーティストPolygon1993とコラボレーションし、Very Periにインスパイアされた作品を制作する予定です。
「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤーは、私たちの世界文化で起こっていることを反映し、人々が求めていることを表現し、その答えとして色が期待期待されるものです」と、Pantoneカラー研究所 副社長のLaurie Pressman氏は述べています。
カラー・オブ・ザ・イヤーの歴史の中で初めて、ある色を「創造」することは、「世界の革新と変革」に直接応えることであると、彼は付け加えました。

Very Periと2022のカラー・オブ・ザ・イヤーについて、あなたはどう思いますか?
コメント欄で教えてください…
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今回の記事は以上となります。
Pantone社と言えば、10年ほど前にSoftbankからPantoneのガラケーやスマホが出ていた時期があり、そのカラフルなCMが非常に印象に残っています。そのケータイ自体は外見はすごく良かったみたいですが、性能はあんまり・・・だったようですね笑
このブログももう少しビジュアルを変更したりしたいなーと思っていたので、「Very Peri」取り入れてみようかな…と思います。
それでは今日のところはこれで終わりです!
また明日!!
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